多摩地域のプレスリリース「たまりばプレス」

2月3日（火）、節分の夜に八王子のまちなかに「お化け」が現れる。

「お化け」とは、厄除けとして行われる日本の儀式。
節分の夜に老婆が少女の髪型である桃割にしたり、逆に少女が成人女性の髪型である島田に髪を結ったりしていた。
そしてこの異装のまま、寺社へ詣でて新年の平穏を祈ることも行われていたが、昭和初期に一度廃れてしまった。

花街では、仮装して鬼を追い払う（厄除け）という、江戸時代から続く独自の節分行事として、50年ほど前までは各地でよく行なわれていたそう。

昔は舞妓・芸妓が丸髷（まげ）に結って“町の奥さん風”を装ったり、歌舞伎の役どころやや男に扮してお座敷を回ってご祝儀をもらったという。

近年、この「お化け」の風習を地域振興に役立てるため、復活の動きが各地で起こっており、八王子の花街でも、数年前から復活している。
現代版「お化け」は、コスプレをして仮装を楽しむという面が強調されているようだ。

この、古くて新しい「お化け」イベントが、今年の節分の夜、八王子を盛り上げる。

「第1回八王子お化け」では、八王子駅周辺の居酒屋やラウンジなど、23店舗が参加。
各店とも趣向を凝らしたコスプレをして、普段とは違った雰囲気でお客を楽しませる。
また、当日限定のサービスも提供される。

1軒だけでなく、2軒、3軒・・・とついつい梯子（はしご）をしてしまいそうなイベントだ。

参加店舗情報など、詳しくはイベントホームページへ。


■八王子お化け
日時：2015年2月3日（火）
場所：八王子駅周辺23店舗
主催：八王子お化け実行委員会
共催：八王子社交飲食組合、八王子食品衛生協会

・「八王子お化け」ホームページ